— Guide
筋膜リリースとは?
やり方と、
やさしい始め方
筋膜リリースとは
筋膜は、筋肉をはじめ体の中をつつんでいる、薄い膜のことです。長い時間おなじ姿勢が続いたり、体に力が入り続けたりすると、この膜がこわばって、体が動きにくく感じることがあります。
こわばった筋膜を、フォームローラーなどでやさしくほぐしていくのが「筋膜リリース」です。エステや整体で受けるものもありますが、自分の手やフォームローラーでおこなうものは「セルフ筋膜リリース」と呼ばれます。
なぜ、体が軽く感じるのか
こわばった場所がゆるむと、体は動かしやすくなります。ずっと力が入っていたことに、ほぐして初めて気づく方も多くいます。「レッスン後の夜、久しぶりによく眠れました」——そんな声を、毎週のようにいただきます。
※体感には個人差があります。ガチガチに固まっている方ほど、最初は変化に気づきにくいことがあります。まず「固まっていたこと」に気づくところから。それで十分です。
フォームローラーでの、やさしいやり方
覚えることは3つだけです。
- ゆっくり転がす——1か所につき30秒ほど。急がなくて大丈夫です
- 「痛気持ちいい」の手前で止める——痛いほど効く、は誤解です。強い痛みはかえって体をこわばらせます
- 呼吸を止めない——息を吐きながら、ローラーに体をあずけます
頻度は、毎日でなくてかまいません。気づいたときに、1部位30秒から。
気をつけること
- 強く押しすぎない
- 骨や関節の上にローラーを乗せない
- しびれや強い痛みを感じたら中止する
- 妊娠中・持病のある方は、事前にかかりつけ医にご相談ください
- 食後すぐ・飲酒後は避ける
フォームローラーがないときは
テニスボールや、自分の手でも、圧をかけてほぐすことはできます。
また、「転がしてほぐす」のとは別に、タオルを使ったストレッチでゆるめる方法もあります。道具の有無に合わせたやり方は、レッスンでおひとりずつご案内しています。
よくある質問
- Q. 毎日やってもいいですか?
- かまいません。ただし同じ場所を長時間やりすぎないこと。1部位30秒〜1分で十分です。
- Q. 痛いほうが効きますか?
- いいえ、これはいちばん多い誤解です。強い痛みは体を守ろうとこわばらせます。「痛気持ちいい」の手前が目安です。
- Q. ヨガと筋膜リリースは、どちらが先ですか?
- わたしのレッスンでは、筋膜リリースが先です。ゆるめてから動くと、同じポーズでも体の入り方が変わります。
- Q. ローラーはどれを選べばいいですか?
- わたしがレッスンで使っているのは、トリガーポイント社の「グリッドフォームローラー」です。TriggerPointの1stアンバサダーを務めたご縁もあり、長く使い続けています。かたさやサイズで迷ったら、レッスンのときに、あなたの体に合わせてご相談いただけます。
文:あきこ(ヨガ歴20年・指導歴16年。インドの大学でアーユルヴェーダを学び、フォームローラー×ヨガの「ゆるめてから、動く」レッスンをオンラインと静岡県東部で行っています。TriggerPoint 1stアンバサダー)