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反り腰の直し方
腰をそらせているのは、
腰ではありません
反り腰とは
立っているとき、腰の反りが強くなっている状態を「反り腰」と呼びます。壁に背中をつけて立ったとき、腰と壁のすきまに手のひらがすっと入り、まだ余裕があるようなら、反りが強めかもしれません。
腰が痛くなりやすかったり、お腹が前に出て見えたり、長く立っていると疲れやすかったり。心当たりのある方は、少なくありません。
腰をそらせているのは、腰ではありません
反り腰というと、腰そのものに原因があるように聞こえます。でも実際には、腰は引っぱられている側です。
骨盤の前側から、太ももの付け根にかけて走っている筋肉があります。長い時間座っていると、この筋肉は縮んだまま固まります。立ち上がったとき、縮んだ筋肉が骨盤を前に引き倒し、その結果として腰が反る——これが、よくある流れのひとつです。
つまり、腰をいくらもんでも、引っぱっている側がそのままなら、また戻ってきます。
家で確かめる、3つの方法
1. 壁立ちチェック
壁にかかと・お尻・背中・後頭部をつけて立ちます。腰と壁のすきまに、手のひらが1枚すっと入るくらいが目安。手が余裕で通り、こぶしが入りそうなら、反りが強めです。
2. 仰向けチェック
床に仰向けになり、ひざを伸ばします。腰の下に大きなすきまができて、腰が浮いているようなら、同じサインです。
3. 片足立ちチェック
片足を上げて立ってみます。すぐにふらつく、腰でバランスを取ってしまう——体幹より腰で支えているかもしれません。
※これは観察であって、診断ではありません。痛みが続く場合は、医療機関にご相談ください。
ゆるめるのは、骨盤の前と、太ももの付け根
腰ではなく、引っぱっている側からゆるめます。
フォームローラーを使う場合
うつ伏せになり、太ももの付け根の前側にローラーを当てます。ひじで体を支えながら、ゆっくり前後に転がします。30秒ほど。強く押しつけないこと、息を止めないこと。
道具がない場合
ひざ立ちになり、片足を前に出して、お尻をぎゅっと締めます。そのままゆっくり体重を前に移すと、後ろ足の付け根が伸びます。20秒ほど、左右ともに。
どちらも、痛気持ちいいの手前で止めてください。痛いほど効く、は誤解です。
ゆるめたあとに、整える
ゆるめただけでは、また同じ姿勢に戻ります。ゆるんだ状態で、立ち方を確かめます。
壁の前に立って、お腹に軽く力を入れ、腰と壁のすきまを少しだけ減らします。腰を無理に押しつけるのではなく、すきまが1枚ぶんになるくらい。その感覚のまま、壁から離れて歩いてみてください。
一度でうまくいかなくても大丈夫です。体は、繰り返した姿勢を覚えていきます。
よくある質問
- Q. 反り腰は、治りますか?
- 「治る・治らない」というより、姿勢のクセとして付き合っていくものだと、わたしは考えています。固まった場所がゆるめば、腰の負担は減ります。左右差や体の使い方は人それぞれなので、変化のスピードにも個人差があります。
- Q. 腹筋を鍛えれば直りますか?
- 鍛えることが役立つ場合もありますが、縮んだ側がゆるまないまま鍛えると、体はさらに固まりやすくなります。順番としては、ゆるめてから動く、をおすすめしています。
- Q. 毎日やったほうがいいですか?
- 毎日でなくてかまいません。長く座った日の終わりに30秒、くらいの気持ちで十分です。
- Q. 妊娠中でも大丈夫ですか?
- 妊娠中の方、腰に痛みがある方、持病のある方は、事前にかかりつけ医にご相談ください。
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文:あきこ(ヨガ歴20年・指導歴16年。インドの大学でアーユルヴェーダを学び、フォームローラー×ヨガの「ゆるめてから、動く」レッスンをオンラインと静岡県東部で行っています。TriggerPoint 1stアンバサダー)